幸福ってなんだろう。幸せってなんだろう。
こんにちは。kinami(@kinami)です。
「幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」」という本を読みました。この本のタイトルに引かれたということは、少なからず私自身が幸せでない気持ちが潜在的にあるからです。
そして、今この瞬間この文章を読んでくださっているあなたも「幸福論」に興味を持っていただいているからでしょう。
いまの時代の日本に生まれたということが最大の幸運である
どうして私たちはこれほどインフラも整って世界第3位のGDP(国内総生産)の国で生まれたのに、「幸福(幸せ)」について考えることがあるのでしょうか。
国連が毎年発表している「World Happiness Report」(世界幸福度ランキング)があります。一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
このランキングは、国連に加盟する193の国をランキング形式にしたもので、もちろんですが日本の国名もこのランキングにあります。
さてここで質問ですが、日本は何位だかご存知ですか?

2019年のランキングで日本は58位でした。ちなみに、2015年は46位でした。ランクダウンしているんですよね。
ちなみにトップ3は、フィンランド・デンマーク・ノルウェーと北欧が続きます。
ワースト3は、南スーダン・中央アフリカ共和国・アフガニスタンと内戦や衝突で話題にあがる国です。
日本の実情として、今の政策が続けば日本経済は縮小の一途を辿ります。若者の負担は増え続け、生産人口の減少により年金を納める人口も減り年金ももらえなくなるでしょう。
最近では、「老後資金2000万円問題」が話題になりました。
確かに先のことを考えたら明るいものは見えないかもしれない。ですが、目の前のことに目を向けると見えるものが変わってきます。
ここからようやく本の内容に入っていくのですが、冒頭の一文から驚かされます。
あなたがいまここに存在することがひとつの奇跡
引用:「幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
両親の出会い、遺伝子の出会い、多くの出会いと別れがあり私たちは誕生しています。まずそのことについて述べています。
そして、もっとも強調したいこととして述べているのが、
いまの時代の日本に生まれたということが最大の幸運である
「下を見ればきりがないが、上を見るとすぐそこに天井がある」という現実にたちまち気づきます。引用:「幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
ここで使われている「下をみればきりがない」というのは、見下しているのではなく、政治に対する不満による衝突や民主主義とは程遠く民衆が声をあげることができない国をさしています。
日本は世界的に見ても恵まれている国の1つ
日本は、多方面から世界的に良いと分類されることが多いです。
戦争がない
近隣諸国との関係は悪化していますが、第二次世界大戦以降戦争がありません。日本史の学習をしても一揆、内乱、戦争などで争っているか貴族や天皇主体の情勢で国民がこれほど選択の余地がある時代は過去にはありませんでした。
治安が良い
カフェで場所取りのために荷物を置いて離席をしても荷物はそのまま置かれています。海外でそんなことした盗られてしまう可能性があります。また財布を落としても警察に行ったら返ってくるというのも驚きです。
インフラが整っている
- 一人一台のスマートフォン
- 電気水道ガスが当たり前のように揃う
- エアコンで室内を快適にすることができる
- リラクゼーションのお店がたくさん
- 飲食料がコンビニやスーパーに陳列されている
- 電車が時間通りにくる。(1分遅れて運行しています。申し訳ございません。ってアナウンスが流れるけど、1分ぐらい誤差ですよね。遅れて乗り換えがうまくいかなかった方達がクレームを入れ続けた結果1分単位の遅れで謝ることになったのだと思っていますが。。)
飢えない
働けなくなり、お金がなくなってしまったら生活保護を申請すれば良いです。その場しのぎの生活になってしまうけれど、衣食住を確保できます。
と本当に恵まれ過ぎています。もしこれが当たり前でなく幸せすぎることだと実感したいのであれば海外での生活です。内側からは見えなかったよさも客観的に日本を見れば日本での生活の贅沢さがわかります。
日本のパスポートは世界最高のパスポートの1つ
海外旅行に行ったことはありますか?日本のパスポートは世界最高と言われています。アクセスできる国の数は189です。またビザなしで渡航できる国もあります。これまでの先祖たちが日本=安全という認識を築いてくれた感謝すべき結晶です。
中には25ヶ国にしか渡航できない国もあるぐらいですから。
そんな最強のパスポートを持てる日本人ですが、海外への関心はお世辞でも高いと言えません。Cross Marketingが発表した調査結果によると、直近3年間の海外旅行経験者は76.9%の方が“なし”と答えました。
引用:https://www.cross-m.co.jp/news/release/20171017.html
不安な理由として
- 治安面
- 言葉の壁
- 費用
- 紛失・盗難
- 衛生面
が上位を占めています。これらの不安要素から見えてくるのは、海外=危険です。裏を返せば、日本=安全です。
安全という認識はあるのに、幸福度は低い。不思議ですね。
投資ができる幸せ
私自身は海外への渡航歴がありその国の1つにフィリピンがあります。渡航中に経験した忘れられないエピソードの一つあるんで紹介します。
街中を歩いていました。後ろから声がしたので振り返ってみると5歳ぐらいの子どもが何か言葉を発しながら近づいてきました。「マネー。マネー。」お金を乞うていたのです。
そこでお金をあげたくなってしまうのですが、「そのお金が果たして生活のために使われるかは定かでなくドラッグに使う子どももどうやらいるらしく、容易にお金をあげないで。」
と忠告されいていたので、私は歩きながら無視し続けました。
日本では考えられない出来事でした。
また当時知り合ったフィリピンで働いている方の月給は3万円でした。これでも高いお給料で自由に使えるお金が多くあるようでした。(当時のレートなので今とは違うかもしれません)
このエピソードだけでも日本がいかに恵まれているかということがわかります。お金を乞う子どもを見たことがあるでしょうか。
また月給3万円ということも忘れてはいけない事実です。

資産を増やす方法の1つに株式投資があります。私も株式投資で資産を増やせるように投資をしている一人です。
日本で20万円のサラリーマンとしてのお給料から1株100ドルの株を買おうとしたら1/20になりますが、フィリピンで働いていて1株100ドルの株を買うとしたらどうでしょう。
約月給の半分を投資することになるのです。株式投資ができること。銘柄を選定できるということも忘れてはならない贅沢すぎる選択肢の1つなのです。
これまで散々過去の日本と比べ今が恵まれているということを述べてきました。といってもあくまで事実を淡々と述べてきただけです。
ではこれらの環境の中でどうすれば幸福になれるのでしょうか。
著者は、幸福の条件について以下のように述べています。
幸福の条件として次の3つを挙げます。
1.自由 2自己実現 3共同体=絆
この3つの幸福の条件は、3つのインフラに対応しています。
1.金融資産 2.人的資本 3.社会資本引用:「幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
難しい言葉が並びました。
金融資産・人的資本・社会資本の3つによって自由・自己実現・共同体=絆の幸福度が決まるということです。
つまり、金融資産・人的資本・社会資本の3つをしっかりと築くことができれば、幸福の条件を満たすことができるということです。
では、金融資産・人的資本・社会資本はどうやって築いていったらいいのか?というところになるのですが、前置きが長くなり過ぎてしまったので、また次回以降に書こうと思います。
まとめ
「いまの時代の日本に生まれたということが最大の幸運である」
本当これに尽きると思います。
ですが、その中でも不安はつきものですよね。私も将来の不安を少しでも軽減したく株式投資(主にアメリカ株)を始めています。
毎月10万円の積み立てです。これでも日々の生活に彩りがあるので、継続して入金積立していけそうです。こんなことができるのも今の時代に生まれたからですよね。
日常は幸せで大小様々な幸せであふれています。その幸せを感じる・見つけることが最初です。その中で、金融資産・人的資本・社会資本を考えてより幸福度を高めていきたいですね。
本の続きが気になる方は、ぜひぜひ購入してみてください。
つづくかも