読書の記録

マーケットバリュー(市場価値)の高め方について考えてみた。〜転職の思考法を読んで〜

こんにちは。kinami(@kinami)です。

 

早速ですが、皆様は転職に対してどのような印象を持たれていますか?
また転職されたことがある方は、転職時にどのようなことを意識して転職活動をされましたか?

 

先日、「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」という本を読みました。(以下”転職の思考法”と表記させていただきます)

 

「転職の思考法」とありますが、前提として面談時の振る舞いなどは書かれていません。
面談時の服装や振る舞いについては転職エージェントがしっかりとまとめてくれているのでその記事を読むことをお勧めします。

 

本著は転職するにあたって持っておきたい思考法について書かれていました。マインドセットですね。

 

どうしてこの本を読もうかという理由ですが、「会社の給料が上がらないことに不満があるのであれば、同じ業界で自分自身の価値を高める方にフォーカスした方が良い」と思ったからです。

 

最初に私がこの本を読む前に考えていた転職に対する考え方を箇条書きにすると以下になります。

 

・どこでも通用するスキルを積み重ねる
・その会社でしかスキルしか身につかない会社ではダメ
・0からの異職種への転職ではなく、これまでのスキルを活かせるところに転職を意識する
・同じ業界の知人を作る

 

まずはどうして転職や働き方について真剣に考えなければいけないかということを日本の雇用事情の説明から始めます。

 

人口減少する国で真剣に考えなければいけない「働くということ」

日本は今後人口減少が進み、超高齢化社会を迎えようとしています。成長率も先進国では低い部類になります。

 

この記事を書いている2019年には1.2億人いる人口ですが、2050年(30年後には)人口が1億人を割り込むと推測されています。

 

単純に2000万人の人口が減少するのです。少子高齢化で生産割合も減少し高齢者を少ない生産人口で支えるのが目に見えています。

 

人口減少に伴い、業務の効率化を意識する企業が増えており、企業の雇用形態も変化しています。以前ですと「就職して終身雇用してもらえるから一生安泰。年功序列だから長く働けばそれなりの役職にもつけてお給料もアップ!」という考え方が浸透していました。

 

ですが、現在ではその考え方も古くなり、終身雇用制度は崩壊しています。

 

実際に、売り上げ・利益ともに過去最高を打ち立てて業績好調と思えるトヨタでさえ、「終身雇用は難しい」と終身雇用は行わないことを示唆する発言をしています。

 

年数ばかりで会社への貢献度が低い人を排他する動きは当たり前と言えるのではないでしょうか。

 

転職を考えるにあたり「自分のマーケットバリュー」を知ろう

 

自分自身が働いている会社が一生なくならないということが非現実的だとわかったところで、実際に転職について考えてみようと思います。

 

まず考えなければいけないのは、どうやったら会社から選んでもらえるような人材(評価)になれるかいうところです。

 

10人の入社志願者がいて、その中で選んでもらえるために秀でたもの(自分自身のラベル)が必要になります。

 

“転職の思考法”では、「自分のマーケットバリューを測るための9の質問」として9つのリストをあげています。

・会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
・そのスキルの「賞味期限」はいつまでか?
・他の会社でも通用する「レアな経験」がどれだけあるか?その経験は、世の中からどれだけ「強いニーズ」があるか?
・社内に、自分があ会社を変えても、喜んで力を貸してくれる人がどれだけ存在するか?その人物たちは、意思決定の力がどれだけあるか?
・社外に、自分のために喜んで力を貸してくれる人物がどれだけ存在するか?
・その人物たちは、意思決定の力がどれだけあるか?
・自分が所属しているマーケットの「一人当たりの生産性」はどれだけ高いか?
・自分が所属しているマーケットに今後の「成長性」はあるか?
・今後、どれだけ「自分の市場価値」は成長が見込まれるか?

 

引用元:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

さらにマーケットバリューは以下の3つによって決まると述べています。

・技術資産→他の会社でも通用する技術的蓄積。
・人的資産→一言で言えば「人脈」。あなただから動いてくれる人がどれだけいるか。
・業界の生産性(一人当たり)→一人当たりの粗利。給料の原資となる。

 

引用元:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

 

さらにキャリアの築き方について以下のように述べています。

・20代は専門性。 30代は経験。 40代は人的資産でキャリアを作れ。

 

引用元:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

若いときに技術力を磨いて専門性を高め、その高い専門性で他の方がなかなかできないような経験(マネジメントや実装やキャリアなど)をしてその信頼貯金を使って人を動かせるようになる。といったところでしょうか。

 

確かに、技術力や実績などなくして大きなプロジェクトなどはなかなか任せもてもらえません。

 

 

ここで振り返ってみてください。
今仕事の行なっている主な業務は他の会社でも通用するスキルを身につけることに役立っていますでしょうか。

 

もし、その仕事が今の会社でしか通用しないスキルであればそれは非常に危険です。なぜなら会社が倒産したりリストラされて転職市場に放り出された場合、まったく魅力のない人になってしまうからです。(会社への貢献度の期待値という意味で)

 

“転職の思考法”でも述べているように、「会社を変えても身につけていく必要がある。」のです。

 

転職時に気をつけたいマーケットの選び方

ただスキルを身につければ良いとわけではありません。先述したように、身につけたスキルを活かせる場所が限定的では、マーケットバリューを高めていくことはできないからです。

 

スキルを身につける上で考えたいこととして、”転職の思考法”では以下の2つをあげていました。

・伸びている業界に身を置くことは、それだけで価値がある。(後追いで参入している業者にとっては価値ある人材となるから)
・逆に衰退する業界にいるとマーケットバリューは減るばかり。

 

引用元:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

衰退産業ですと人材が飽和してしまったりと身につけたスキルを役に立てる場面がどうしても減ってしまいます。母数が小さいとどうしても強豪が増えてしまい、デフレのようになってしまいます。

 

伸びる産業でしたら、市場から必要とされ年数がしっかりとスキルを身につけることができていたらマーケットバリューは上がっていくことが考えられるのです。

 

伸びているマーケットは、複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する。で把握することができます。

 

ここまで個人のスキルとしての部分を見てきましたが、転職するときに転職候補の企業をどうやって見定めれば良いのでしょうか。

 

“転職の思考法”では転職先選びの基準として以下の3つをあげていました。

・マーケットバリューはあがるか
・働きやすいか
・活躍の可能性は十分か

 

引用元:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

さらに細かく述べると

会社には中途を生きるカルチャーがあるか。どんな人材でも回るビジネスモデルか。(この場合は、マーケットバリューがつきづらいからある程度の技術資産と人的資産を身につけてから入職すると良い)

 

引用元:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

というふうに述べていました。

 

20代から40代のキャリアについても述べていましたが、これまで経験したものを発揮できないような会社なのであれば、宝の持ち腐れになってしまいます。

 

 

しっかりと実力を評価してくれて、その実力を発揮できる会社に転職できることが自分自身のキャリアにも自分自身の幸福度にも多大な影響を与えると考えることができます。

 

給料が良いからといって転職するのでなく、「自分自身がやりたいことができる環境で、それをやらせてくれる環境か。将来有望なマーケットか。」を意識して転職したいですね。

 

マーケットバリューがわからなければ自分自身と向き合ってみよう

ここまでマーケットバリューについて散々述べてきましたが、「そこまでやりたいこと・価値があることがわからない人はどうしたら良いのか」というのが私が本を読み進めていて感想でした。

 

“転職の思考法”によると人間には2つのパターンがあるそうです。

人間には「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな状態にありたいかというbeing型の人間がいる」
99%の人間はbeing型。心からやりたいことがなくても悲観する必要は全くない。ただし、「小さなやりたいこと」は誰でも持っているから、それを以下の方法で探すべき
・他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す
・普段の仕事の中で「まったくストレスを感じないこと」から探す

 

引用元:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

やる気に満ち溢れている方や才能豊かな方をを見てしまうと、「私なんて」と比較して劣等感を抱いてしまいがちですが、まず大切なことは自分自身と向き合って自分が好きなこと・得意なことを知るところからです。

 

普段なんとなく生活していると自分自身の好きに気づくことってなかなかないですよね。

 

だからこそ一度立ち止まって自分自身としっかり向き合って対話をして欲しいです。

 

 

私自身も現職前はまったく畑違いの仕事をしていて、転職したとは新社会人のような気持ちでした。今の仕事に転職したのは、「これ仕事になったら面白そう。」という趣味の延長線上のような気持ちでした。

 

そう決心してから毎日触れるようにしたら最低限のスキルが身について現在の会社に拾っていただけるまでになりました。

 

一昔前までは「転職=悪」という考え方が浸透し、「リスクをとってまで転職するの?」と言われ続けた過去があります。

 

私も転職したり離職したりと大企業で定年まで勤め上げるという考え方は微塵も持っておらずに過ごしてきました。その中で「ただ転職するだけではダメ。どこでも通用するスキルを意識しないと。」ということを強く考えてきました。

 

会社は「スキルを磨くところ(ラベル磨き)」と思っています。

 

年を重ねるにつれて家族構成なども変化し、転職が不利になっていくことは確かです。転職先の会社で通用するようなスキルを身につけていなかったらなおさらですよね。

 

とある調査によると社会人になって勉強する人の割合は3割程度という調査結果が出ています。

 

勉強するだけで、上位3割に入れるわけです。勉強しない理由がないですよね。

 

「勉強ばかりつまらない。」という意見も聞いたことがありますが、それは勉強を勉強と思ってしまっているからで本当に好きなことだったら勉強と思わず趣味のように楽しむことができます。

 

定年の年齢もどんどん上がり、年金受給開始も上がっていく可能性が大いにあります(私はもらえても微々たる額になると思っていますが)

なので、会社にただ務めるだけでなく、しっかりと将来も考えた転職やライフプランが必要になりますよね。会社に利用されるのでなく会社を利用するぐらいの気持ちでマーケットバリューを高めていかないと厳しいのかなって思います。

 

転職したいけど、どういうところに転職したらいいかわからないという方にはぜひ”転職の思考法”を読んでいただきたいですし、マーケットバリューについて考えたことない方にも、自分自身の市場価値について考えるにはもってこいの良書だと思いますので、ぜひぜひ読んでみてください。

 

転職や将来についてしっかりと向き合うことができれば、資産形成の必要性についても考えるはず(かなり無理やりですがw)です。

 

まとめ

 

今回”転職の思考法”を読んで、
今は専門性を積み重ねる段階。人脈形成しながら何かプロジェクトで何か経歴作っていくことが必要なんだ。
ということを再認識したプラスこれからの行動の指針もわかって、”転職の思考法”に出会えて良かったです。

 

繰り返しになりますが、働き方について真剣に考えないと将来苦労することになると思います。それは、今後の日本の人口動態などを見れば明らかなことです。

 

そんな中でしっかりと将来を見据えて行動すれば、余裕を持った生活ができるはずです。(私自身の願望もありますが)

 

この記事を読んでくださっているということは、将来に対して何かしらの意識をもって過ごされているということだと思うので、ぜひ今日から行動してみてください。自分の得意なことや関心あることを見つけてあげてください。私も行動し続けます。

 

 

まずは自分自身と向き合って私自身を知るところから。

 

 

この記事が何かのきっかけになっていただけたら幸いです。